2017年8月24日木曜日

堤丘 家庭教育学習会開催

平成29年度 堤丘校区家庭教育学習会 開催
 日時 820()14:0016:00
場所 堤丘公民館にて
演題 「子どもの気持ち」
講師 SSC梶谷優子、SSW浦田梨央

SSC梶谷優子さん
SSW(スクールソーシャルワーカー)教育と福祉の両面から子どもが抱える問題を学校、家庭とあらゆる環境に働きかけ解決に導く社会福祉士。



SSW浦田梨央さん
SSC(スクールソーシャルコーディネーター)学校、家庭などと連携し、行政、地域、NPOなどの取組みと児童、生徒をつなぎ、学力の向上や基本的生活習慣の定着を支援する社会福祉士。
 



「スクールカウンセラーだより」「スクールソーシャルワーカーのお知らせ」など学校からのお便りでよく見かけるようになりました。何となく目をとおしていましたが、今回梶谷先生のお話を聞き今どのようなことが起こり、対策を練り、解決策を考えながら活動されている事をあらためて確認することができました。




現代の子ども達はいじめ、不登校などの問題行動だけでなく、障害、虐待、家庭の貧困など、かかえる問題が複雑化し、解決しにくい状況になっています。普通に生活しているように見えてもご飯を毎日食べることさえ出来ない家庭も増えているそうです。








「経験体験の不足、心の貧困、寂しい」と思う子ども達も増えてきました。昔に比べ取巻く環境の規制は厳しくなり、経験体験が積みにくい世の中になったと本当に思います。公園等ではしてはいけない事項が増え、家に帰れば、ゲーム、スマートホンなどのメディア漬けで、会話する人も居なく、学校に行くのも面倒、勉強も嫌!などの理由から学校に行かない、行けない子。心の貧困などにいじめ(肉体的、精神的、立場的な攻撃)なども横行し、いじめを受けた方も親にも誰にも言わず、言えず、悩んでいる。そのような悪循環を少しでも解消するために家庭、学校、地域の方、プロの力を借りながら保護者(大人)も大いに携わっていかなければならないと思いました。
まずはできることから。
その1★話を聞いてあげる。2★目を向ける。3★信じて味方になる。4★悪いことは悪いと教える。5★褒める、叱る時はきっちりと。6★乗り越え方とその力を教える。7★大好きを言葉で伝える。
 
 「はじめは緊張のせいか子ども達もあまりお話してくれなかったけど、今では子ども達と思いっきり楽しんでいます。」とお話いただいた浦田先生は堤小、堤丘小、長尾中学校を担当していただいています。
小学校では自由コーナーを設け折り紙ブース、読書ブース等で時間を過ごしながら悩み、相談などのお話を聞いて子ども達の心をほぐしてくれています。「なんでも相談したいことがあったら話してね」と言うと「相談て何?」と返ってきた返事に思わずほっこりしました。今後の取組みとして、
「子ども達が話したい時に話せる仕組みづくりをする」「子ども達のリクエストを活動に反映させて少しずつ内容を
 変えていく」      
「子ども達の力を活動に活かしていく」
ということでした。

先生方、地域の方とタッグを組み、子ども達がのびのびと過ごせる環境づくりに協力していきたいと思います。

寄稿 青少年育成連合会 中学育成会